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秋は? 秋を楽しむ間もなく、いきなりの寒波で、半袖のシャツのまま、冬用の上着を着こむようになりました。校庭の桜も、急ぎ冬支度をはじめ、繰り返し落ち葉掃きをしています。教頭先生と保健室の先生が、一緒に掃いてくれるのですが、今年は落ち葉が吹き溜まりたまらず、あたり一面に広がるように散っています。腰が折れる毎朝です。 さて、文化発表会が10月22日(水)に行われました。吉浦の町は、10月になると一気に祭りモードですが、祭りに心も体も、つぎ込んでいく中、生徒は学校での合唱にも心燃やします。 昨年、一昨年と、先輩たちが素敵なハーモニーを奏でてくれました。その姿を見てきた生徒たちは、仲間と心通わせ、早くから素敵な歌声を校内に響かせてくれました。 今年の審査員をしてくださった、貯油所長さんは、生徒の一生懸命さに、自分の子どもさんの姿と重ね、子どもたちの力に心動かされ、涙を流して聴かれていました。 今年驚いたのは、一年生の歌声が素晴らしかったことです。からだが小さいので、これから…という部分もあるのですが、声がしっかりと重なり、素敵なハーモニーを聞かせてくれました。 合唱の後は、各学年の発表、スピーチ等です。現在、吉浦小・中学校では、読解力を高め、表現し、相手に伝えることを課題として、読書や書くこと、プレゼンテーションの工夫に取り組んでいます。今年の発表は、これまでの取組の成果が表れた、しっかりとした発表だったと、生徒の頑張り、先生方の努力に感謝の気持ちを送りました。 最後は、吹奏楽部の演奏です。吹奏楽部は少人数ですが、目標をもって練習してきており、呉シティ・ウインド・アンサンブルや海上自衛隊呉音楽隊の皆様にご指導いただいて、力をつけてきました。その成果を校内で披露し、生徒たちから自然と手拍子が出てくるなど、会場を盛り上げてくれました。 学校では、毎日毎日、同じような学習活動が繰り返されているように見えますが、子どもたちは学びを重ね、日々成長していっています。目標に向けて確実に歩を進めています。その姿を、文化発表会では形として、表してくれました。 先生方、そしていつも支えてくださっている保護者や地域の皆様に感謝するとともに、お礼を申し上げます。そして、何よりも子どもたちの頑張りに、その姿に「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えたいです。 11月になると、3年生の卒業証書づくりが本格化します。10月31日は、あいにくの雨でしたが、民生児童委員の方々が事前に刈ってくれていたケナフの皮はがしの作業を行いました。みずみずしいケナフを折り、皮をはがし、はさみで細かく切る。クラスのみんなとわいわいがやがや、楽しそうに作業をしていました。紙になるまでまだ2か月かかります。大事に作業していきましょう。
吉浦中学校長
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