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R7.6.20
【4年生 国語】
~教材文「走れ」の学習から~
4年生の国語で,「走れ」という物語文の学習をしました。
この「走れ」は,運動会の徒競走が舞台です。
以下,あらすじです。
☆☆☆あらすじ☆☆☆
主人公は,走ることが苦手。弟は得意。
弟は,お母さんに1位になるのを見てもらいたかったのですが,去年も,そして今年もお仕事で見てもらえませんでした。
弟が走った後にお母さんは,お弁当を持って来てくれました。
弟は,そのお弁当も気に入らず,おこり,お母さんは悲しみます。
主人公は,弟とお母さんの間に入って,弟にお母さんの家族を思っている気持ちを伝えるのですが・・・。
そうしていると,主人公の徒競走の順番になり,スタート。
体は重い。順位も・・・。
そんな中,主人公が走っていると,主人公の後ろ側から,弟と母が一緒に応援してくれているような声が聞こえます。
主人公は,その声を聞いた後,体が軽くなり,とてもすっきりした気持ちでゴールへ。
その時,主人公の順位を示す言葉が。
「はい,君がラストね。」
でも,主人公は,その『ラスト』という言葉をほこらしい気持ちで受け止めます。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「なぜ?『ラスト(最後)』が…ほこらしい?」
子供達は戸惑います。
そこを,この時間の「学習のめあて」として,子供達,一人一人が考えました。
そして,子供達が考えたことをペアや全体で発言したり,先生の質問などから,より深く読む学習を行いました。
その学習をし,みんなの発言などを聞いた後,今日の学習からもう一度,めあてについて考えていることを一人一人の子供が書きました。
☆☆児童の「今日のなるほど」☆☆
お母ちゃんは,去年おうえんしてくれなかったけれど(去年は仕事が忙しく,運動会に来ることができていませんでした。),今年はおうえんしてくれ(中略)お母ちゃんとけんじ(弟)が,仲直りしたから,のぶよ(主人公)も,体にからみついていたものがはずれ,足がはやくなり,ゆううつな日がなくなって,のぶよもハッピーになった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
文章全体の場面の移り変わりも内容に取り入れて,その気持ちになった理由を,自分の言葉で説明しながら,くわしくまとめることができていました。
今回の授業は,場面ごとに文章を渡して読み深め,学習が終わったら,次の場面の内容を予想するという方法で学習を進めました。
子供達の,次の場面の学習を楽しみにする言葉と,教材を渡された時に内容を前のめりになった読んでいる姿を見ることができています。
子供達が関心をもって読み深めることのできる国語科の授業づくりを進めていきたいと思います。